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タイ・ASEANの今がわかるビジネス経済情報誌アレイズ

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人材市場で優秀なタイ人を惹きつける企業ブランディング戦略

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      タイ日プラットフォームTJRI(運営会社メディエーター)は12月15日、チュラロンコン大学サシン経営大学院日本センター及びアジア市場経済学会と共催で「タイの人材市場で優秀な若手人材を惹きつけるには」と題したセミナーをサシン経営大学院で開催した。

      基調講演では、サシン経営大学院日本センター所長(明治大学専門職大学院教授)の藤岡資正教授が、日本企業のグローバル経営における人的資本の課題として「海外の人材市場で日本企業は、働きたい企業としては上位には上がってこない」と指摘した上で、「優秀な人材を獲得するためには、彼らに選んでもらえるようまずは自社の魅力を高め、セルフブランディングを戦略的にする必要がある」と強調した。

      続いて、名だたる企業をクライアントに持ち、タイにおけるエンプロイヤーブランディングを牽引するワークベンチャー社のイェンス・ポルドCEOが登壇し、「かつては優秀な人材を獲得するには、給与や福利厚生など報酬が重視されていたが、多様化が進む今、優秀な若手人材を確保するには、彼らの働き方に対する価値観を理解し、自社に必要なターゲット人材に合わせたエンプロイヤーブランディングがますます求められる」と訴えた。同社のエンプロイヤーブランディングの第一人者ジラワット・タンバウォーンピチェット氏は、「エンプロイヤーブランディングを成功させるフレームワークとして、2つの『Good』がキーワードとなる。Good Vibes(良い雰囲気)をつくり出すことで、Good Voices(良い評判)が自然に広がる。これは短期的に結果を出せるものではなく、継続していくことが最も重要」とその基本概念を解説した。

       

      パネルディスカッションでは、ワークベンチャー社が調査した「最も働きたい企業トップ50(2023年)」にランクインしているタイ小売大手セントラル・グループのピープル・ブランディング&コミュニケーション責任者ルディ・ウアジョンパシット氏とタイ最大の財閥CPグループのタレントアンドピープルエクスペリエンス担当副社長のプーリプラット・ブンナーク氏が加わり、「優秀な若手を惹きつけ、引き留める人材戦略」について各社の取り組みを聞いた。

      ルディ氏は、「セントラル・グループは本格的に国際的な企業を目指すために、過去10年で企業文化を変革した。具体的には、当社の従業員の主要層である25〜35歳に調査を行い、従業員を惹きつける3つの重要な要素を特定し、社内制度を見直した。リテンションのためにも従業員への調査は定期的に行なっている」とし、新しい人材採用においては「自社の存在意義を定義づけ、マーケティング部門と連携して、社員に対して提供できる価値提案を発信していくことで企業のブランディングを高めている」と述べた。

      一方、プーリプラット氏は新世代の採用について「CPグループは、イノベーションを起こすための起業家マインドの必要性を考え、若手人材の採用の一環として26歳未満の有望な候補者に自ら考えて実行するプロジェクトベースの仕事を与え、評価している。目覚ましい成果を出しているチームは、タニン上級会長に直接プレゼンし、フィードバックをもらう機会を得られる。こうした経験を提供することで彼らの大学の同級生に自然に口コミが広がり、結果的に企業ブランディングにつながっている」と明かした。

      最後にジラワット氏は、「自社の魅力(この会社で働きたい理由トップ3とこの会社で従業員が光り輝ける理由トップ3)を見つけ出し、それをひたすら繰り返すことで必ずエンプロイヤーブランディングは確立できる」と締め括った。


      TJRIでは、タイビジネスに役立つさまざまなイベントを開催中。最新の情報はWebサイトでご確認ください  https://tjri.org/

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