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タイで始める投資信託

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     将来への備えとして関心が高まる資産運用。ただウェブ上は様々な言説があふれ、何が正しいのか判断に迷うケースも少なくない。今回、改めて情報の整理を試みようと、在タイ日本人向けに資産運用のサポートなどを手掛けるグローバルサポート(タイランド)の久米直也代表が、タイの投資信託について三菱UFJフィナンシャル・グループのアユタヤ銀行及び傘下の資産運用会社であるクルンシィアセットマネジメント(KSAM)に話を聞いた。
    Krungsri Asset Management
    久米 弊社では香港の貯蓄型生命保険を主に扱っていますが、コロナ禍にあって問い合わせが増えており、皆様の資産運用への関心の高まりを感じます。一方で、ウェブ上には〝対象者〟が明確ではない情報も見受けられます。そもそも、タイの投資信託による資産運用はどのような在タイ日本人に向いているのでしょうか。
    吉尾 投資信託は、最低2000バーツと少額から始めることができ、毎月少しずつ購入することで価格変動リスクの分散を図れます。商品も、株式、債券、不動産、金など幅広いラインナップがあり、目的や嗜好に合ったものから選択できます。また、流動性が高く、解約してから約1週間程度で資金化できます。このため、幅広い方々にご活用いただけると考えています。
    その上でタイ在住者は、滞在期間によって大きく二つに分けることができると思います。
    期間が比較的短い駐在員などの場合は、一般的な投資信託での投資が相応しいです。
    一方でタイに10年以上の長期滞在を予定されている方は、SSF(スーパーセービングファンド)、タイに永住する方はRMF(リタイアメントミューチュアルファンド)という長期間投資し、税務メリットもある投資信託が適しています。

    久米 投資信託にも様々な種類があります。在タイ日本人はどのように選べばよいのでしょうか?
    吉尾 ご自身の資産状況や、投資目的・経験、リスク・リターンへの考え方などに合わせてご選択いただくのが望ましいです。
    一般的に、株式はハイリスク・ハイリターン、債券はローリスク・ローリターンです。KSAMでは、投資信託をリスク度合いに応じて、1(Low)から8+(Extremely high)の9段階に分類しています。ご選択の際、参考にしていただけると思います。
    なお、リスク分散のため、株式と債券を組み合わせた投資信託や、複数の投資信託を選択される方もいらっしゃいます。
    アユタヤ銀行・KSAMでは、お客様に合った運用方法や商品提案をさせていただいております。また、アユタヤ銀行モバイルバンキングアプリのSmart Advisor(ロボアドバイザー)でも投資信託選びをサポートしております。

    久米 毎月積み立てによる投資も可能でしょうか?
    吉尾 投資信託の口座開設後は、KSAMやアユタヤ銀行のアプリケーションで売買ができます。KSAMでは、別途郵送申込みにて毎月定額を自動で銀行口座から投資信託口座へ移す、積み立て投資の設定も可能です。

    久米 SSFとRMFにはどのような違いがありますか?
    吉尾 SSFは年間所得の30%以内かつ年間20万バーツまで購入することができますが、10年以上保有する必要があります。
    RMFは退職後の資産形成を目的に作られたもので、年間所得の30%まで購入できます。最低保有期間は51歳からの5年間で、毎年購入した後、56歳以降に解約できます。
    SSF、RMFは共に個人所得税の控除の対象になります。

    久米 もし定められた保有期間に達する前にSSFやRMFを解約した場合はどうなるのでしょうか?
    吉尾 途中で解約すると、それまでに受けた税還付金をすべて返金しなければなりません。それに加えて、税還付金×月数×1・5%の追徴課税が課せられます。

    久米 運用成績はどのように確認できますか?
    吉尾 KSAM・アユタヤ銀行のアプリやウェブ上で確認できます。解約手続きもアプリやウェブ上で操作でき、解約後は2営業日から5営業日ほどで預金口座にお戻しします。一部解約も可能です。

    久米 実際に契約する際の流れを教えてください。

    吉尾 アユタヤ銀行で弊社の投資信託を購入される場合、まずはじめに銀行口座開設のためアユタヤ銀行の支店にお越しいただく必要があります(銀行口座開設に必要な書類はこちら)。
    既にアユタヤ銀行の口座をお持ちの方は、必要書類(図表1)を用意して支店窓口にご来店いただければ、すぐに投資信託口座を開設することができます。

    【図表1】投資信託口座開設に必要な書類


    ノンイミグラントビザの方:アユタヤ銀行での口座開設
    □パスポート
    □ワークパーミットもしくはビザ
    滞在目的別書類(タイ国内にて発行)
    □アユタヤ銀行の預金通帳
    □TAX-IDのコピー(お持ちの方)

    エリートビザ・スマートビザの方:KSAMでの口座開設
    □パスポート
    □ビザ (残存有効期間6ヵ月以上)
    滞在目的別書類(タイ国内にて発行)
    □通帳・キャッシュカード(銀行口座情報確認のため)
    □TAX-IDのコピー(お持ちの方)

    タイランドエリートビザやスマートビザの方は、アユタヤ銀行の窓口ではなくKSAMにて投資信託口座の開設が可能です。条件としてビザの残存有効期間が6ヵ月以上、タイ国内銀行の普通預金口座との紐づけが必要です。
    手続きの際はKSAM窓口へご予約の上、必要書類(図表1)を用意してご来店いただく必要があります。

    久米 もしも契約者が亡くなられた場合は、どのような手続きが発生しますか?
    小西 相続人の方に銀行窓口へご来店いただいた上、手続きいただきます。投資信託は相続人の方に名義変更をして引き継ぐこともできますし、解約も可能です。ただし、SSFやRMFなど税優遇があるものは必ず解約しなければなりません。なお、相続人が日本居住者の場合は、解約資金を外国送金することも可能です。
    相続時の必要書類は英語またはタイ語でご用意いただく必要がございますが、手続きの際は日本語スタッフ、または日本人駐在員がサポートさせていただきます。

    久米 最近は、投資信託を選ぶ際に手数料ありきで検討される方も多いですが、永続的に安心してサポートが受けられるかどうかという点も疎かにすべきではないと思っています。その点、KSAM様はマーケットビューを日本語でも掲載するなど、日本人向けのサポートも手厚くされていますね。
    アユタヤ銀行日本人担当者 (左から)仲川、小山、ビニター、髙木、小西
    吉尾 他行にも銀行に駐在されている日本人の方はいますが、日本人サポートという形で資産運用会社に日本人駐在員を置いているところは他にないと思います。
    小西 アユタヤ銀行では、個人のお客様担当の日本人駐在員のほか、バンコックトンソン、エムクオーティエ、ジェイアベニュートンロー、ロビンソンシラチャ支店には日本語スタッフもいます。まずは、日本人担当にご相談いただいた上で、支店にて手続きさせていただくことも可能です。
    その他、投資信託以外の資産運用商品も複数ご用意しています。
    一つはSavings Deposit(貯蓄預金)で、例えばMee Tae Dai Savingsという商品ですと、預金額に応じて年1%程の利率が付き、いつでも出金いただけますのでお選びいただく方が多いです。
    また、アユタヤ銀行の子会社であるカンボジアのハッタバンクの定期預金に投資するクルンシィ証券のプライベートファンドもご案内しています。米ドルもしくはバーツ建てでご購入可能で、最低10万米ドルもしくは300万バーツ、お預け期間1年で、年3%超の金利が付きます。
    また、定期的に在タイ日本人向けに資産運用に関するセミナーを開催しており、年内にも開催を予定しております。 吉尾 投資信託は少額から気軽に投資でき、商品種類も豊富で、幅広い方々の資産運用手段となる一方、価格変動リスクのほか、タイで投資される際は帰国時の取り扱いなど注意点もございます。

    これらのメリット、デメリットをご理解いただいた上で、皆様の資産運用のお役に立つことができれば幸いです。


    久米 今回のコロナ禍で急な帰国が決まり、当初の予定よりも早く解約せざるを得なくなった方もいました。万が一の事まで考えた上での契約が大切ですね。本日はありがとうございました。

    Krungsri Asset Managementで扱う投資信託の例

    【債券ファンド】KFAFIX(Krungsri Active Fixed Income Fund)

    タイ政府や国営企業、金融機関、民間企業が発行する債券、預金などにオンショアおよびオフショアで投資。

    【株式ファンド】KFENS50(Krungsri Enhanced SET50 Fund)

    タイ証券取引所の上位50銘柄で構成されるSET50 指数と同程度のリターンを持つ上場企業の国内普通株式に投資。

    【株式ファンド】KF-JPSCAP(Krungsri Japan Small Cap Equity Fund)

    独自の企業価値分析に基づいたボトムアップアプローチにより成長が見込める日本株の中小銘柄に集中投資。三菱UFJ信託銀行が運用。

     

    アユタヤ銀行・KSAMへのご相談

    資産運用についてのご相談

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