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AWSの機能をパソコンに例えると

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    今回は、パブリッククラウドの最大事業者であるAWS(Amazon Web Service)の機能について、一般的に使われているパソコンと比較しながら説明します。

    AWSの機能は「高性能、高機能なサーバーのパーツを時間単位で使えるようにしたもの」と例えられることがあります。

    読者の皆様は普段からパソコンを使って仕事をしている方がほとんどだと思います。パソコンの機能を分解するとCPU、メモリ、ハードディスク(SSD)、ネットワーク、OSなどに分かれます(図表1)。

    パソコンの機能の各役割

    これら一つ一つを時間単位で使えるようにしたものがAWSです。

    CPUとメモリについては、EC2(Elastic Compute Cloud)という機能で提供されています。EC2では、CPUのサイズ性能及びメモリ容量の組み合わせを300種類以上から選ぶことができます。低価格で利用できるものもあれば、高性能で計算速度の速いもの、AI(Machine Learning)に適したものなど、利用用途に合わせて多くの選択肢があります。

    ハードディスクも同様で、一般的に使いやすい性能のもの、秒間1GBを超えるような多くのデータの読み書きが可能なものがあります。それらを1GB単位、1時間単位で利用することができます。

    ネットワークでは、シンプルなサーバーアクセスのみを想定したものから、オフィス内のネットワークの構築と同じような複雑な構成を実現するようなものまで無料で利用できます。セキュリティ向上のためのVPNを構築する場合は、別途時間単位での料金が発生します。

    OSについては多くの種類のLinuxに対応、またWindowsでは最新のサーバーバージョンであるWindows Server(2019や2016バージョン)が選択できます

    多くのビジネスアプリケーションで利用されるデータベースについても標準で用意されています。MySQL、PostgreSQL、SQL Server、Oracleなどに対応しており、ほとんどのビジネスアプリケーションを動作する事が可能となっています。

    このようにAWSはとても自由度の高いハードウェアを、時間単位で使うことができます。これによってハードウェアを自前で購入して設置するオンプレミスに対して、コストダウンを実現し、事業継続計画(BCP)に対応した安定性を得ることができます。

    最終回となる次回は、実際にAWSのようなパブリッククラウドを導入する場合、どのように考えていくのかを説明します。

    寄稿者プロフィール
    • MD 三並慶佐
    • classmethod(Thailand)Co., Ltd.MD 三並慶佐

      2000年法政大学工学部電子情報学科卒。日本で15年間以上のWEB、エンタープライズやソーシャルゲームなど多くのシステム開発を行う。16年青年海外協力隊として、タイ国トラン県にコンピュータ教師として赴任。20年クラスメソッドタイランドを立ち上げ、タイでクラウドの導入支援を行う。

    Classmethod(Thailand) Col.,Ltd

    \こちらも合わせて読みたい/

    VOL.4 クラウドにおけるBCP

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