継続できる“時”管理システムが会社の救世主に

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S.I. Asia Pacific Co., Ltd.
Managing Director 厚見 紀彦
あつみ・としひこ/マニュアル制作等を行う企業にて欧州11年、タイ(東南アジア統括を含む)11年にわたり勤務。2021年、デジタル・オンラインを主としたDBを用いた営業・業務活動の改善・効率化のビジネス体制構築のために同社を起業。
人材の入れ替わりが激しいと言われるタイだが、コロナ禍を経て働き方が多様化する今、人の管理も変化が求められている。特に出社する機会が減り、目に見えないところでの業務が増えたことにより、日報や個別面談の頻度を高めるなどの対応を行う一方で、その情報を集約するマネジメント側の負担が増加している。
タイの文化・働き方に特化した勤怠給与管理「JIKANRI」
そんな現状が垣間見えるなか、制作会社の現地トップマネジメントとして10年以上にわたり100人規模のスタッフを束ね、欧州やASEANで改善サポートを行ってきた厚見氏は、自らの経験を生かしたS.I. Asia Pacificを2021年創業。
タイでの豊富なノウハウを持つ同氏がタイ人と共に、タイ人に向けて開発した勤怠給与管理システム「JIKANRI」で顧客が抱える業務課題をサポートする。同系統のシステム展開では後発ながら、JIKANRIが一線を画すのはタイに特化している点だ。
「JIKANRIを簡潔に言うと、タイ目線で開発されたGPS付き出退勤管理・給与計算・人材管理システムです。日本と異なるタイのビジネス環境において、日本式のシステムを当てはめようとすると少なからず合致しない面が出てきます。
例えば勤怠面では、祝日や各企業内の休日、有給休暇といったタイ独自の休日や残業申請・承認フローがあり、給与面では控除や社会保障といったタイの制度が存在しますが、JIKANRIでは基本機能としてすでに搭載しているのでイチから何か設定することは必要はありません。
昼食の経費や日当払いなど人によって異なる処理を行わなければいけない場合も、システム上でできる限り対応させていただきます」(厚見氏、以下同)。
自社開発だからこその柔軟性
通常、融通が効かないことが前提であるシステムにおいて同社は非常に柔軟だ。これは同氏の海外におけるマネジメント経験ゆえであり、単なるシステム開発会社ではなく、次の改善等を希望するクライアントの相談相手として解決策を提示する。
「DXという言葉だけが一人歩きしないように、何をデジタル化していくかを判断・対応していくことが重要です。場合によっては、オフラインも合わせて検討することもあります」。
契約面においても、1年目はシステムに慣れるために定額(サブスク)利用を基本とした料金設定になっているが、2年目以降は1年目で使用したデータ量によって価格の見直しを図るなどフレキシブルに対応。
クラウド利用などを避けたい企業に向けては、内部ネットワークで完結するシステム提供も可能である。また人材データベースの重要性を加味し、来年にはHRM(人的資源管理)の機能も追加予定だ。
JIKANRIの他にもセールス業務可視化ツール、マーケティングをサポートするMAツール、VRを含めたバーチャルショールームなどの納品実績を持つ同社だが、まず重要なのは“継続改善”。
二人三脚で将来的なDX対応に繋げていく。
【お問い合わせ】 S.I. Asia Pacific Co., Ltd.
TEL: TEL:081-936-6061(厚見)
E-MAIL: t-atsumi@siapth.com
URL: https://siapth.com/jp/
76 The Park East, 2nd Fl., Room No. 201, Soi Sukhumvit 101/2, Bangna-Nua, Bangna, Bangkok, Thailand 10260
祝日や社会保障、勤務時間、手当などタイに特化したGPS付き出退勤管理・給与計算・人材管理システム。ネット環境があればどこでも使用可能(日本語・タイ語・英語に対応。ベトナム語も予定)。
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