YAMAZEN (THAILAND) CO., LTD.

出展ブース | Hall 100 / AW07, BA01, BA19 |
INTERVIEWEE
YAMAZEN (THAILAND) CO., LTD.
Managing Director 堂園 龍児 氏
コロナ禍での事業状況はいかがでしょう
私自身、タイに赴任したのが昨年7月とまだ1年経っていませんが、タイ駐在は今回で2回目。以前は1999年から2008年の9年間タイにおり、勝手知ったる場所ではありましたがコロナ禍という状況により、営業体制はオンラインに大きくシフトしました。
お客様によってそのニーズは異なるため、これまでは実際に工場を訪ね、現場の状況を踏まえて製品をご提案する対面型の営業を重視してきましたが、工場でコロナ感染者が出た場合は生産自体が停止してしまいます。生産ラインが止まるのはお客様にとって死活問題ですから、オンラインでの打ち合わせの他、遠隔サービスができるようVRゴーグルの導入に向け、現在試験を行っています。
METALEX Marchで出展する製品について教えてください
小型CNC工作機械、特に部品加工分野で高い支持をいただいている弊社ですが、今年のMETALEX Marchで特にご注目いただきたいのが、ブラザー社の複合加工機SPEEDIO「M200-X3」「M300-X3」です。
自動車部品、二輪車部品、一般機械部品などの量産加工分野において、従来のマシニング加工と旋削加工の工程を1台に集約することで旋盤とマシニングセンタ間のワーク付け替え作業がなくなり、生産効率向上とワンチャッキングによる加工精度の向上、そして省人化を実現します。また加工機を2台用意する必要がなくなるため、設備投資額と機械設置面積を抑えることにも繋がります。
なかでも「M200X3」はローディングシステム「BV7-870」の取り付けを可能とし省人化の要望に応えたモデルとなっており、「M300X3」は鉄系ワークやアルミの大径ワークに対応するため、加工エリアを拡大すると同時に旋削トルクもアップすることで、加工可能なワークが増えました。
また工作機械の他、機械工具や切削工具など日本のすばらしい商品が揃っていますので、ご来場の皆様にはぜひ直接ご覧いただければと思います。
今回のMETALEX Marchに期待する点は
オンライン上ではいくつかお客様と関わるイベントがありましたが、オフラインは本当に久しぶりです。オンラインでもコミュニケーションを図ることはできますが、やはり製品に触れ、目の前でその実動具合を知ることができるイベントの場は特別です。お客様に提供できる情報が全く違いますし、それぞれの優れた機能をより体感いただけますから。
多くの方々に来ていただきたいのはもちろんですが、まだ感染が続く状況下なので来場者数に関しては特に気にしていません。むしろこの状況でわざわざ会場に足を運んでくださる方は明確な目的意識があると思うので、今まで以上に弊社の製品に興味を持っていただけるのではないかと期待しています。
今後の事業展望について
少し前述しましたが、コロナ禍を機にVRゴーグルを活用した遠隔サポートを導入しようと現在テスト中です。簡単な機械の操作やパーツの交換などはVR画面を共有し、その場で実演しているかのように説明することが可能です。これによりスタッフが現場へ到着するのを待たずに問題が解決でき、ロスタイムの削減や生産性向上へと繋がります。今後も各場面で活用していきたいと思います。

VRゴーグルを活用した遠隔サポート
一方で、やはりお客様の元へいつでも駆け付けられる体制は必要不可欠なので、現在ピントンとコラートに構える営業所以外にも、時期を見て新たな拠点を設けたいと考えています。
- YAMAZEN (THAILAND) CO., LTD.
- Tel:02-374-5522 Fax:02-374-7718
1230 and 1230/1 Rama 9 Road, Kwang Patthanakarn, Khet Suanluang, Bangkok 10250, Thailand
https://www.smri.asia/jp/yamazen/