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タイ・ASEANの今がわかるビジネス経済情報誌アレイズ

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中小企業社長兼経営コンサルによる、現場発-経営論

日本人とタイ人の価値観の違いについて

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    Q:日本人とタイ人の価値観の違い、そしてそれが仕事にどう関係するかご意見をいただけますか?

    A:ホフステッドの国民文化モデルを例にお答えしましょう。

    これは、国単位で人の価値観を6つの指標に沿って数値的に表現したもので、数値の大小によって「国ごとにどのような価値観の傾向があるか」、および数値の差によって「国の間でどれくらい価値観が異なるのか」を導き出します。

    このモデルによると、タイ人と日本人が最も異なる価値観は「男性性/女性性」、すなわち社会的な業績・成功や地位を重視する(男性性が強い)か、社会的弱者への思いやりや生活の質を重視する(女性性が強い)かという点であるとされ、日本人は男性性が強く、タイ人は女性性が強いとされています。

    この違いのなかで、特に仕事に対して関係するであろう3つの点に注目し、日本人とタイ人の意思決定が異なることがあり得る場面を次の図表にまとめました。

    もちろん日本人・タイ人の中でも個人差がありますし、「タイ人はこうだ」というレッテル貼りや「日本人はこういう性質なのだから仕方ない」という居直りもあってはならないことです。また、相手におもねることがいいと言っているわけでもありません。

    「日本人とタイ人の価値観には異なる傾向がある」ということを念頭に置いて接することで、相手への理解、さらには自分自身に対しての理解が深まり、ひいては仕事においてもより良い結果に繋がるのではないでしょうか。


    弊社では、タイ会計基準の日本語訳を出版し、解説のための寄稿やセミナーの実施を行っています。また、いくつかタイ会計基準の日本語解説資料も存在します。
    ・2021年4月号 タイ会計・税務・法務特集
    寄稿者プロフィール
    • 倉地 準之輔 プロフィール写真
    • 倉地 準之輔

      日本で大手監査法人、外資系企業勤務を経て、2013年来タイ。外資系会計事務所のジャパンデスクにて日系企業向けコンサルティング業務に従事した後、15年10月にBizWings (Thailand) Co., Ltd.を設立。経営コンサルティング業務を提供し、現在に至る。公益財団法人東京都中小企業振興公社タイ事務所経営相談員。ジェトロ中小企業海外展開現地支援プラットフォーム・コーディネーター。公認会計士(日本)。東京大学経済学部経営学科、米ケロッグ経営大学院卒業(MBA)。

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