新商品を売るなら立春に―風水師が用いる太陰太陽暦

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通常、私達が目にする暦は明治6年(1873年)1月1日(元旦)から使用された西洋式のグレゴリ暦(太陽暦)です。しかし、風水師が使用する“風水暦”は、毎年、太陰太陽暦(旧暦)をベースに作成されます。この旧暦は明治5年(1872年)11月9日、明治政府の太政官布告第337号で廃止されるまで、約1182年間以上使用されていました。
飛鳥時代、元嘉暦という中国の暦(太陰暦)が、日本で最初に使われた暦です。次に使用された儀鳳暦は、中国の麟徳暦でした。その後、「太陰暦」は「太陰太陽暦」に変化し、名称も6回変わりました。 太陰太陽暦は、今でも中国や華僑人が多くいるアジアの国々で使用されており、古代オリエント、古代ギリシャ暦、バビロニア暦、ヒンドウー暦、ユダヤ暦もこれに属します。
風水には三合派、三元派、玄空派、楊公派等の様々な流派が存在しますが、どの流派の「羅盤」にも、この太陰太陽暦が刻み込まれています。その理由は風水が太陽、月、星の動きと密接な関係にあるからです。 例えば、新居や新しいオフィスへ引越しをする際には、月が「満ちて行く」15日間の方が、「欠けて行く」15日間より良いとされます。
また、太陽暦の「立春」は毎年2月4日を指します。日本の伝統である節分、2月3日の豆まきは長い冬の終わりを告げ、春の訪れを迎えるという意味があります。特に新商品の発表は、冬至にするより、立春を過ぎてからした方が大ヒット商品になる可能性が高いとされます。
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ビジネスコンサルティング会社
SSF CONSULTATION LTD代表
鶴田 雅子ボーンマス&プールカレッジ(英国)で、高等国家ディプロマを取得後、レイヴェンズボーン大学(英国)在学中に風水大師“葉清海”に風水の才能を認められ内弟子となる。2004年、クアラルンプール・YCH Academyの専属講師に任命。2009年、チュラロンコーン大学教育学部で博士号を取得。翌年に中国風水発祥の地として名高い中国江西省贛州市で開催された『第一回世界風水文化大会』に日本代表として出席し、新聞、テレビ、ラジオ等で大々的に報道される。
E-mail:sai@ssfconsultation.com
URL:http://www.ssfconsultation.com
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