インド風水「ヴァーストウ・シャストラー」と風水の共通点
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今年のお正月は、インドのお寺で初詣を兼ねて、インド風水「ヴァーストウ・シャストラー」の視察もしてきました。ヴァーストウは建築環境学や都市工学の一環で、古代建築物の例としては、紀元前2500年頃に発祥したインダス文明の都市遺跡「モヘンジョダロ」やカンボジアの「アンコールワット」、インド国内の由緒ある古い寺院などが挙げられます。
現在でも、インド人はこのヴァーストウを使用しており、2010年に完成したマハラストラ州の首都ムンバイ在住の世界有数の大富豪であるMukesh Ambani氏の建設総工費840億円の自宅「アンテリア」はその代表的な建物です。
近年では、風水に関する記事がインドの新聞やマスコミで増えてきています。個人的な意見ですが、南インドのタミルナドゥ州テイルヴァナマライにある「ラマナアシュラム」は、ヴァーストウと風水がミックスされた非常に興味深い場所でした。
ヴァーストウと風水の共通点は、名称こそ異なりますが、両者ともに5つの要素を使用し、調和を強調しています。風水では「土、水、火、金、木」、ヴァーストウでは「大地、水、火、風、空」と名付けられています。土=大地は安定性を、水は流動性と冷性を、火は熱性と反応を、風=金は軽快さと運ぶ働きを、空は空虚さと空間性、木は育成をそれぞれ表現しています。
もう一つの共通点は、大事なことをする際には大吉日の最もラッキーな時間帯を厳密に選定することです。毎年、弊社では大事なお客様に風水カレンダーをお届けしていますが、去年の後半、帯状疱疹にかかり、2024年の風水カレンダーを作成できませんでした。
すると、何人かのお客様から、催促の連絡が相次いできました。理由は、例年弊社の風水カレンダーを使用したことで給料が4倍になったり、東南アジア最大手の銀行に就職できたり、念願のマイホームを建てられたりしたからだとのことでした。
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ビジネスコンサルティング会社
SSF CONSULTATION LTD代表
鶴田 雅子ボーンマス&プールカレッジ(英国)で、高等国家ディプロマを取得後、レイヴェンズボーン大学(英国)在学中に風水大師“葉清海”に風水の才能を認められ内弟子となる。2004年、クアラルンプール・YCH Academyの専属講師に任命。2009年、チュラロンコーン大学教育学部で博士号を取得。翌年に中国風水発祥の地として名高い中国江西省贛州市で開催された『第一回世界風水文化大会』に日本代表として出席し、新聞、テレビ、ラジオ等で大々的に報道される。
E-mail:sai@ssfconsultation.com
URL:http://www.ssfconsultation.com
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