増築次第で大吉物件も大凶へ:とあるホテルの事例
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以前宿泊したホテルは、旧館と新館がロビーで結ばれていました。
一般的に、最初に建てられたホテルが成功すると、増築して部屋数を増やすことで売上向上に繋がると信じられており、風水をあまり気にせずに開業されることが多いと思います。 このホテルの旧館の風水は非常に良かったのですが、新館はロビーを挟んで横に接続されており、ホテルの運気を大吉から大凶に変えてしまいました。
大凶になった理由は以下の5点が挙げられます。
1:建物の奥行きが浅く、幅が異常に長い場合、大凶を招くことがあります。増築前は奥行き1に対して幅が3であり、大凶風水ではありませんでしたが、増築後はは奥行き1に対して幅が約7あり大凶でした。
2:新館の真後ろには毎日朝から夜まで回り続けている直径約60m、最大高約91mの観覧車があります。通常、観覧車の見える部屋は宿泊料金が高いですが、風水では観覧車から建物から約300m以上離れていない場合は大凶とされます。
3:旧館と新館の後ろに新幹線と在来線を併せたホームが14番線まであります。旧館側はホームに隣接しており、電車が常時停車します。これはリピーターの増加を意味し、本来は大吉風水ですが、新館側はプラットホームから離れており、道路と電車の間に浮かんでいる形で建てられているため大凶風水です。
4:交通量の多い道路が1階のメイン玄関に真っ直ぐ突き刺さるような形で走っており、これも大凶風水です。常に問題が発生する事を意味します。
5:新館の部屋には大きな剥き出しのコンクリートの梁や柱が至る所にありました。特にベッドの真上にある鉄筋は、ベッドを上から半分に切っているように見え、頭痛、吐き気、だるさ、不眠の原因となり得ます。
これらの理由から朝食は美味しかったものの、風水が気になって熟睡する事は出来ませんでした。
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ビジネスコンサルティング会社
SSF CONSULTATION LTD代表
鶴田 雅子ボーンマス&プールカレッジ(英国)で、高等国家ディプロマを取得後、レイヴェンズボーン大学(英国)在学中に風水大師“葉清海”に風水の才能を認められ内弟子となる。2004年、クアラルンプール・YCH Academyの専属講師に任命。2009年、チュラロンコーン大学教育学部で博士号を取得。翌年に中国風水発祥の地として名高い中国江西省贛州市で開催された『第一回世界風水文化大会』に日本代表として出席し、新聞、テレビ、ラジオ等で大々的に報道される。
E-mail:sai@ssfconsultation.com
URL:http://www.ssfconsultation.com
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