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タイ・ASEANの今がわかるビジネス経済情報誌アレイズ

ArayZロゴマーク

ビジネスにも活かせる風水学

風水:会社の社章(ロゴマーク)

会社の社章(ロゴマーク)
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      タイの上場企業の間では、風水をビジネスに取り入れることは一般的なことです。以前、タイの新聞に風水の記事を掲載した銀行がありました。この銀行はタイの大財閥ラムサム家グループの資本で、1945年6月8日に資本金500万バーツ、従業員21名で設立された旧称「タイ農民銀行」。

      2003年4月8日に「カシコン銀行」と名称を変えると同時に、社章(ロゴマーク)も一新しました。

      この改革の立役者は、創立者の孫に当たる当時のCEOバントーン・ラムサム氏でした。彼は20年4月2日に辞任するまで、風水を本社や支社の至る所に取り入れました。

      通常、辞任する際は年度が切り替わる前の3月31日、そして後任者の就任日は4月1日となりますが、風水上の理由により同氏は4月2日まで役目を務め、後任であるカティア・インダラビチャイ氏の就任日は4月3日の金曜日でした。

      カシコン銀行の事例

      会社のロゴマークを鑑定する場合に広く使用されるのが、風水の流れを汲む「5行(木・火・土・金・水:もくかどごんすい)」と「易経(えききょう)」です。

      カシコン銀行のロゴマークは主に、名声・完成・永遠を表す赤く太めの丸い1本線の中に、莫大な財運を表す黒く力強い6本の波線、その上に成功を表す濃い黄緑色の3枚の葉で構成されています。

      さらに、赤いサークルの内側は白(豊富な銀行の資金)、外側は一面に黄緑を敷いたもの(底を突くことがない資金)、または一面に白を敷いたもの(不動の地位)を使用しています。

      つまり「お客様が大河の如く、常時銀行に来客され、銀行の資産が増え続け、本店及び国内外の全支店が太陽のように、永久的に存在し続ける世界最大手銀行になる」という想いの表明と言えるでしょう。

      ※( )内は風水上の意味合い。

      同行の21年7月時点における総資産額は3兆1,154億バーツ、預金額2兆3,143億バーツ、総資産額3,944億バーツでタイ国内4位。主要株主は、現在も変わらずラムサム家です。

      風水の活用は、これからも続くことでしょう。

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      寄稿者プロフィール
      • 鶴田 雅子 プロフィール写真
      • ビジネスコンサルティング会社
        SSF CONSULTATION LTD代表
        鶴田 雅子

        1989年、英国のレイブンズボーン大学留学中に、世界的に有名な風水大師葉清海氏から風水師としての才能を認められ、最初で最後の日本人内弟子として彼が89歳で他界するまでの約30年間、風水を学んだ。チュラロンコーン大学教育学部高等教育課で博士号を取得後、風水を中心に取り入れたビジネスコンサルティング会社SSF CONSULTATION LTDをタイ、バンコクに2009年に設立して現在に至る。タイの他、アメリカ、インド、インドネシア、英国、カンボジア、シンガポール、台湾、中国、ベトナム、香港、マレーシア、ミャンマー、日本などへも仕事で出向いている。
        E-mail:sai@ssfconsultation.com
        URL:http://www.ssfconsultation.com

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