シンガポール:プラナカン建築の風水

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先月、約3年振りに、シンガポールに行って来ました。シンガポールは、2022年エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)の調査で、世界主要172都市中、「最も生活費の高い都市」にニューヨークと並び1位に選ばれました。ちなみに、3位はテルアビブ、4位は香港とロサンゼルス、東京は24位、大阪は33位でした。
今回の出張で一番気になっていたのが、去年のコロナ禍の真只中にお客様が購入された市内の有名な歴史地区にあるプラナカン様式の歴史的建造物「後期ショップハウス」でした。この3階建ての建物の1階をオフィスとして、2階と3階をサービスアパートとして使用する予定です。
プラナカン様式の改装は、「3R」:MAXIMUM RETENTION(最大限に保持する事)、SENSITIVE RESTORATION(繊細に修復する事)、CAREFUL REPAIR(慎重に修理する事)を厳守し、外観は一切変更出来ません。これらの建物は、総体的に玄関の前の通路がアーケード状で間口が狭く、奥行きが非常に深いのが特徴で、風水的にも良い物件が多いです。
その理由は、悪い風水の建物は長期保存する事が不可能で、良い風水の物件のみが生き残れるためです。
事前に現地からのビデオ通話で何度も確認していた通り、1921年7月6日に建築許可が下り、数年後に完成したという建物は「トリプル」という、万事順調で全ての良い事が3倍になる風水でした。
ビジネス運を今後益々、盛り上げていくために改装工事開始日や設計プランを見直し、全ての工事を年内に終了させて、来年の辰年1月吉日に賃貸契約を結ぶ事をお客様にお願いしました。
バンコクでも旧市街ではプラナカン様式の建造物が残っていますので、風水デザインを感じながら散歩をされるのもオススメです。
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ビジネスコンサルティング会社
SSF CONSULTATION LTD代表
鶴田 雅子ボーンマス&プールカレッジ(英国)で、高等国家ディプロマを取得後、レイヴェンズボーン大学(英国)在学中に風水大師“葉清海”に風水の才能を認められ内弟子となる。2004年、クアラルンプール・YCH Academyの専属講師に任命。2009年、チュラロンコーン大学教育学部で博士号を取得。翌年に中国風水発祥の地として名高い中国江西省贛州市で開催された『第一回世界風水文化大会』に日本代表として出席し、新聞、テレビ、ラジオ等で大々的に報道される。
E-mail:sai@ssfconsultation.com
URL:http://www.ssfconsultation.com
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